
山形県庄内地方は、とても豊かな穀倉地帯。お米の美味しいところです。そしてお水のおいしい街です。米と水が美味しくて冬は寒い! とくれば、日本酒。庄内地方には18軒の酒蔵が点在し、その土地ならではの気候風土を生かした銘酒を育んでいます。全国新酒鑑評会でも、多くの金賞を受賞。高い評価を得ています。
鶴岡市の大山地区は、独自の歴史をもち、ここに暮らす人々の町への愛着や誇りさえ何か独特のものを感じさせます。鶴岡市街地から車で15分、自然休養林・高館山を背にして広がるこの街は、かつて「尾浦」と呼ばれ、戦国期 武藤氏の庄内支配の本拠地でした。
山の麓にあった尾浦城は、慶長8年(1603)、最上義光(よしあき)により「大山城」と改められ、明治中期はその名を町名としました。城跡は桜の名所「大山公園」として親しまれ、4月中旬には、観桜の人々で賑わいを見せます。この公園の高台からは、眼下に南北に分かれる上池と下池が広がり、新緑、紅葉、雪景色と季節ごとに美しい光景に出会えます。
大山はまた“東北の灘”と称されるほどに酒造りで栄華を極めた町。江戸時代、幕府の天領として保護を受け、朝日山系から流れくる伏流水と庄内米を原料とした旨酒の生産地として、その名を全国に馳せました。文政2年に出版された「東講商人鑑」には、32軒の酒蔵が印されおり、最盛期には40軒もの酒蔵が、石高1万5千石を醸していました。
こうして大山の酒の需要が増える中、天保13年(1842年)には船で酒を出荷する“沖出し”が始まり、秋田、能代、新潟、出雲崎、寺泊へと向かったといいます。また、西廻り航路に乗せ、日本海、瀬戸内海を通って江戸にまで送らせていたそうです。現在も、4軒の酒蔵(羽根田酒造、冨士酒造、加藤嘉八郎酒造、渡會本店)が、その高い品質を誇る酒造りの永い歴史を守り続けています。


皇大神宮の鎮座する伊勢国度会郡より大山村に移住し、17代、約370年の歴史をもつ名門蔵「渡會本店」。伝統美酒「出羽ノ雪」の銘柄で知られる酒蔵が、酒造りに関する古文書や醸造道具、原料となる稲株、昔からの銚子や徳利など、酒や酒造りに関する貴重な資料を展示しているのが、出羽ノ雪酒造資料館です。
貴重な資料を見学したら、試飲コーナーでじっくりとお酒を味わってください。販売もしてくれるので、お気に入りの1本が見つかったらしっかり抱えて帰りましょう。
また、事務所前にある「石敢当」は、中国の石神信仰により旅の無事を願って建てられたもので、東北ではたいへん珍しく、山形県指定文化財になっています。
4軒の造り酒屋の酒蔵を訪ね歩き、蔵出しの新酒や自慢の銘酒が試飲できる酒蔵スタンプラリーや、美味しい料理としぼりたての新酒が存分に味わえる新酒パーティーなどが開催される。 >> 詳細
春「孟宗汁」、夏「だだちゃ豆」、秋「芋煮汁」、冬「寒鱈汁」と、季節ごとにメニューを変え、鶴岡の名店で酒造りの街・大山の純米吟醸酒と共に味わう。 >> 詳細
庄内浜の恵み・新鮮地魚の寿司と、「はたはたの湯上げ」など旬の郷土料理を肴に、酒造りの街・大山にある蔵元の純米吟醸酒を鶴岡の寿しの名店で味わう。 >> 詳細
問い合わせは共に 鶴岡市観光物産課 電話/0235-25-2111 まで