ハグリッドの授業
映画「ハリー・ポッター」シリーズの人気キャラクター、森の番人のハグリッドの吹き替えを担当している俳優で声優の齋藤志郎さん(酒田市出身)が、酒田市内の中学校で進路指導講話を行いました。
「ハグリッドの授業〜夢と希望がいっぱいの、もっしぇ話」のタイトルで、自身の中学・高校時代の話や、東京都内で市役所職員として働きながら、二部制の大学に進学し、その後、俳優になったいきさつなどを、ユーモアを交えながら話しました。
開口一番、これまでに演じたキャラクターの声色であいさつをすると、集まった中学生たちも知っているキャラクターに歓声をあげていました。
齋藤さんはハグリッドのほかにも、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」、テレビアニメの「犬夜叉」「結界師」「サクラ大戦」「BLEACH」などに声の出演をしているほか、NHKの大河ドラマ「八代将軍吉宗」「葵徳川三代」「義経」などに戦国武将などの役柄で出演しています。
齋藤さんは、いじめに遭った自身の学生時代を振り返りながら、「いじめられるヤツも悪い、という考え方があるが、それは間違い。いじめる方が絶対に悪い。いじめられていた自分を救ってくれたのは信頼していた友達だった」と、友情のすばらしさを説いていました。
また、分岐点に立った時は、落語家の円楽師匠の父が話した言葉として「客観的に見て苦しい方を選べ」という言葉を、自分も実践してきたと話し、中学生が進路を決めるうえでの参考になれば、としていました。
齋藤さんの体験からくる教育論はすばらしく、この声を多くの人に聞いて欲しいなあと思いながら拝聴していました。
最後に、得意の声色を駆使して、ロシアの童話「てぶくろ」の紙芝居を上演。ネズミやキツネ、イノシシ、熊など、たくさんの登場人物(動物?)の声を使い分ける見事な朗読に、中学生たちも引き込まれていました。
鶴岡出身の小説家、藤沢周平さんも、娘さんにこの絵本を、声色を使って呼んで聞かせた話を思い出し、クスリとさせられました。
いやはや、なんともすばらしい人が、この庄内から羽ばたいているものです!
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