第1回子どもの本・学びの会講座
子供と本を学ぶ会が開かれました。
高鷲志子(たかわし・ゆきこ)さんが講師となり、幼児期になぜ読み聞かせが必要なのかを、子供の成長に即して紹介してくださいました。ぜひ子供たちに読んであげたい、自分も読んでみたいという人も多く、関心をもって聞き入っていました。
高鷲さんは立命館大学卒業。中京大学大学院文学研究科で博士号を取得。現在、明治学院大学や東京学芸大学などで講師を務めています。専攻は英米児童文学、子供と読書。著書に」「子どもと本の架け橋に」などがあります。
「物語の臨界と幸福の結末」のサブタイトルで行われた講座は、赤ちゃんが声を出し、言葉を話すようになってから、母語を獲得するまで、声と文字がどのようにかかわって成長するかを解説。
「無音時代」に生きていた幼児は、身近な大人の愛情ある言葉かけで自己形成し、就学して学校教育を受けることで「文字文化」に触れる。一般的に五歳半ぐらいから因果関係の認識ができ、未来の自分を予測することができるようになる。九歳ぐらいになると抽象的な思考ができるようになるので、「臨界期」を迎える。臨界期とは、高鷲さんが命名した言葉で、日常的にありえない不思議な出来事をそのまま受け入れられず、「そんなのありえねぇ」ということになる。
だから、臨界期を迎える前の、無音、無文字時代の子供たちにたくさん本を読んであげることで、豊かな想像性を培うことができる、と高鷲さんは話します。
ああ、まさに我が子たちは臨界期まっただなか。先生のお話をもう少し前に聞いていたら、とちょっと後悔。
無文字時代の子供たちに読み聞かせする場合におすすめなのが、起承転結がはっきりし、話の流れが線的な昔話がいいとか。「昔あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました」とか「ところが」とか「そうして」などという様式的な語法の中で、聞いている子供たちは次を予測し、繰り返しの安心感に包まれ、場面転換にもついていけるといいます。
また、ハッピーエンドの結末は、子供の心に生きる力を与えるので、そのような本を多く選んであげるといい、とアドバイスしていました。何作か実際に読み聞かせもしてくださったのですが、どんな本を読んだかは、「子どもの本・学びの会」事務局となっている「子どもの読書を支える会」に入会し、会報をゲットしてくださいね〜。
2回目は2月23日(土)午後1時半から、鶴岡市のアートフォーラム2階大会議室で開催。講師は小学校教諭の斉藤まきさん。「読みきかせって?」と題してお話します。
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