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アマトリチャーナ・スパゲッティ

庄内かえる跳び

庄内のあちこちに出没して、「んめもの」や「おもしぇごど」を探してきます♪



大黒様に「まっか大根」を供える理由

2007-12-14 00:52:00

12月9日は大黒様のお歳夜(としや)でした。大黒様が年越しをする日だから、こう呼ぶのだそうです。私の実家は、あまり伝統行事をしなかったように思うのですが、このお歳夜は、毎年必ず伝統料理が並ぶものでした。

先日、地元ローカル紙に、福島から嫁いできた記者の方が、「自分の地元ではなかった行事」と書いていたので、ネットで調べてみたら、やはり、庄内地方特有の行事だったようです。幼いころから当たり前のようにしてきた行事が、実は「ここだけ」というのも、かなり驚きでした。

私の嫁ぎ先では、年中行事はかなりきちっとやる家のようだったので、もちろん、このお歳夜にも、お膳に大黒様スペシャル」を供えました。住居から少し離れたところにある土蔵には、1尺3寸ほどの大黒柱があり、そこにも大黒様を祭っているので、毎年主人が懐中電灯片手に2階に上り、お膳とお神酒を供えます。
お膳の料理はハタハタの田楽、焼き豆腐、豆ご飯、納豆汁、豆なます、それに黒豆を炒って、味噌で味をつけたもの。お膳には必ずネギも供えます。この意味は???
それと、先が割れた「まっか大根」は必須。我が家は作り方が上手なのか、土地がいいのか(笑)まっかの大根が採れないので、スーパーで購入。近所の農家の方に分けてもらうこともあります。

ローカル紙には、まっか大根のいわれが書いてなかったので、ここで、9日に行われた「庄内ボランティアフェスティバル」で仕入れてきたネタを。
オープニングで、語り部の女性が、大黒様とまっか大根のいわれについて語った「餅ぜめ」というお話をしてくれました。要約すると…。

大黒様にはいじわるな兄が二人もいて、いつも大黒様に無理難題を仕掛けてくる。
ある日、二人は大黒様に餅を振舞って、餅尽くしで困らせてやろうと、使いを出す。
兄が餅をごちそうするなんて、何か裏があると思った大黒様は、出かける途中に川で大根を洗っている娘に、1本分けてくれるように頼むが、娘はケチな親方様から命じられて洗っているので、数をごまかすことはできない、と困り顔。でも、大根の山の中に、先が2つに分かれている「まっか大根」があったので、その分かれた一方をもいで、大黒様にあげた。
ありがたく頂戴して兄の家に行き、次々に出される餅の合間に、隠れて娘からもらった大根を食べたので、胃がもたれることもなく、全部たいらげて帰ることができたという。

昔から、大根は餅の消化を助けるはたらきがあるので、餅を食べる時は大根なますを添えるのだそう。
これが大黒様とまっか大根の結びつきだということです。
いやあ、大黒様にいじわるな兄が二人もいた、なんて、まるでシンデレラ。。。

この昔話は、庄内に伝わるものですが、よその地域でも、大黒様に大根を供えるところはあるのでしょうか?
うーん、まだなぞは解けてないぞ。



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